2023/09/06 21:14
小代焼中平窯の代表の西川講生さんは、相良藩の御用窯だった一勝地焼(いっしょうちやき)の成田勝人氏に師事したのち、小代焼ふもと窯で更に腕を磨き、原料の土が豊富な中平の地に1991年に開窯しました。現在は息子の智成さんと二人で作陶されています。
粘土に使う土は窯のすぐ裏手で採取し、仕上げる器(=焼成時に窯のどこに置くか)に合わせて質感を変えた粘土を仕立てています。
登り窯での窯焚きは年に2回行われます。その合間にガス窯も焚き、両方の窯を使い分けて制作を行っています。
特に、焼成温度や釉薬の濃度など、その時々の微妙な加減で変化する「青」にはこだわりがあり、自然な色合いが出るよう日々研究されています。当店では、力強さと繊細さの共存する中平窯さんの青い器を中心に紹介してまいります。
こちらの海外向け動画(日本語字幕)の後半で、小代焼中平窯さんが紹介されていますので、ぜひご覧になってみてください。